2016/06/09

ぜひ、実演販売へお越しください。

2016/06/09
開化堂が創業して140年。
今、販売させていただいているお茶筒は、
創業当時とほぼおなじ工程でつくり、
同じ品質のものをご提供しています。

開化堂のお茶筒は、
主に、錻力、銅、真鍮の金属製のため気密性が高く、
保存容器として様々な用途にお使いいただけます。

左は錻力の新品、右は約30年撫でて使用したものです。

また、手で撫でていただくと少しずつ色が変化し、
長い時間をかけて使う人の手に馴染み、
その人だけの色になっていくということもあり、
お陰さまで、多くの方々からご注文をいただくようになりました。

しかしながら、手づくりということもあり、
ご予約待ちでお手元に届くまで、
お時間がかかる場合も出てしまい、ご迷惑をおかけしております。

ただ、実演では、ご来場いただく皆様に、
実物を手にとっていただき、
少しでも納得してご購入いただけるよう、
ネットではご注文をお待ちいただいている商品も、
その場で購入いただけるように多少在庫をご用意しております。
今回は特にご好評をいただいておりますコーヒー缶を
サイズを取り揃えております。



また、つくり手としても、
懸命につくったお茶筒が売場に置かれる
「ハレの場」でもあります。
大量生産ができないお茶筒は、
限られた数した作れません。
それは大げさではなく、
そこでしか買えない価値があると思っています。
お客さまと直接お話しをして、つくり手自身の手で
お渡しができる貴重な場ですので、
少しでも多くの方に来ていただきたいのです。

実演の特典として、ご購入いただいた方には、
無料で「茶さじ」にお名前を彫らせていただいています。
緊張もしますが、非常に嬉しい瞬間でもあります!




【実演予定】
6月15日から、日本橋三越にて開催します実演には、
石場が詰めておりますので、ぜひ、お越しください。

石場は、電子工学系の大学出身という少し変わった経歴で、
職場のみんなのために「自家製フルーツのリキュール漬け」を
持参ほどの料理好きな、女子力の高いイケメンです。

つくり手としての経験は約5年と、
一人前と呼ぶにはまだまだこれからですが、
実演でお客さまと直に接するようになり、
メキメキと力をつけている開化堂のホープです!

最終調整作業を行う石場。

工房でのひとコマ。センターが石場です。


少し先ですが、8月31日〜9月6日には横浜高島屋でも
実演を予定しております。
ぜひ、開化堂の実演販売にお越しください。
お待ちしております。



ブログでお伝えしたいこと。

2016/06/09
開化堂は、京都で1875年に創業し、
お茶筒を手づくりで製造、卸を行って参りました。
また、15年ほど前から自分たちで販売も行うようになり、
お陰さまで、多くの方々からご注文をいただくようになりました。

そこには、単にお茶筒を売る、買う、ということだけでなく、
様々な方々との出会いや想いが驚くほどあります。

大切な方へのプレゼントとして。
ご自身の大事な憩いの時間のため。
暮らしに彩りを添える。など
様々な想いで買っていただけるのと同じように、
実は、お茶筒をつくる私どもも
様々な想いを持ちながら取り組んでいます。



このブログでは、
皆様との様々な出会いについてや、
六代目となる私、八木隆裕をはじめつくり手たちが、
日々どんなことを感じ考えながら、
ものづくりに取り組んでいるのかを、
自分たちの言葉で皆様にお伝えできればと思っています。