2016/09/13

開化堂にしかできないカフェを。

2016/09/13
京都には「雰囲気がよく、美味しいコーヒーが飲めるカフェ」はたくさんあります。
その中で、「Kaikado Cafe」は、色々な雑誌やテレビの取材や、多くの方のSNS発信のおかげでたくさんの方にご来店をいただいております。

すばらしい方々とのつながりや海外での活動ができるようになった、「開化堂にしかできないカフェ」の形がイメージできた今だからこそ、うまく具体化できたのだと思います。5年前や、10年前にカフェをやろうとしても、間違いなくうまくいっていなかったでしょう。


中川木工芸さんの木を使った木の葉のカーテンが、木陰のように。

場所柄、海外からのお客さまも多く来られます。


伝統工芸とカフェ

コンセプト的に考えていた「伝統工芸のエントランス」として、ひとまずスタートできましたが、ほんとに大事なのはこれからです。

もう少し掘り下げたことを言いますと、我々のアプローチとして「伝統工芸の商品」=「いい物」として知ってもらうのではなく、お客さまにとって「いい物」→「欲しい物」が、たまたま「伝統工芸の商品」であったというレベルでないと、「伝統工芸」という言葉に縛られ、守られていくことになります。それでは、明るい未来は望めません。
そもそも、初代が開化堂をスタートした当時は、「伝統」ではなく、「最新」であったはずですし。

そういう意味で、カフェは年齢性別を問わず人が集まる空間なので、皆さんに「欲しくなるいいもの」を知っていただける、ご提供できる場として、うってつけの場所だと思います。ここを入り口として、今までなかなか接する機会の少なかった人たちにも、僕らのやっていることに興味を持ってもらえるきっかけづくりができれば!と考えてます。

もちろん、実際にカフェ店頭でお茶筒をはじめ、コーヒー缶も銅、錻力、真鍮の各色ご購入いただけますし、オリジナルで作っていただいたグラスなどもご用意しております。


あと、自分のお店で美味しいコーヒーを飲みながら、自分たちの休憩や打ち合わせができるって、すごくいいですね。先日も開化堂の職人とカフェスタッフとの懇親会を開きましたが、誰に気兼ねすることもないので非常に盛り上がりました。

カフェ閉店後に開催した懇親会でのひとコマ。


良き仲間と、さらに良くしていきます


もともと、開化堂茶筒の愛用者として18年以上前からお付き合いのあった川口さん(写真左)。カフェの店長を探してるという話に、自ら手を上げていただき、中川ワニ珈琲さんから手ほどきを受け、毎日美味しいコーヒーを淹れてもらっています。
また、川口さんをはじめ、カフェで働いてくれているスタッフは、皆良い人達に恵まれ、テキパキと仕事をこなすだけでなく自主的な提案や声掛けをしてくれていて、日々、サービス向上につながっています。




カフェでの取り組みとして、「里親制度」とよんでいますが、茶筒(コーヒー缶)をスタッフ一人につき、1~数個担当を決めて、出勤の日に撫でて成長をさせてもらうということを実施しています。人によって変化の仕方やスピードに違いがあり、皆楽しんで育ててくれています。ご来店いただく度に、変化の具合をチェックしていただくのも面白いと思います。

茶筒ご購入の際の、リアルサンプルとしてもぜひ御覧ください。

そして今後、まだまだ充実させていきたいのが、軽食メニュー(ランチ?ブランチ?)であったり、コーヒー豆の販売や、コーヒー豆と茶筒(コーヒー缶)のセット販売、Postcard teasさんの紅茶販売、ワークショップの実施など、どこまで実現できるかわかりませんが検討中の企画もたくさんありますので、ぜひ、お店にお越しください。




ご来店時のお願いとして

カフェでは、できるだけ居心地よく過ごしていただきたいこともあり、満席の場合、次のお客さまに店頭でお待ちいただかないようにご案内しています。お待ちいただく場合、テラス席でお待ちいただくか、お電話にて空席のご連絡を差し上げています。特に、14時~16時頃は混み合いますので、ご来店いただく際は、事前のお電話でのご確認をおすすめしています。
また、9月より木曜日の定休日に加えて、第一水曜日を定休日とさせていただきました。
ご不便をお掛けいたしますが、ご了承のほどよろしくお願いいたします。


【 Kaikado Café 】
営業時間:10:30~19:00 (L.O.18:30)
定休日:木曜日、第一水曜日(夏季休業、年末年始休業有)
http://www.kaikado-cafe.jp/
〒600-8143 京都府京都市下京区河原町通七条上ル住吉町352


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